UPDATE 2018/06/19
こんにちは。YOKAの角田です。
たまに、「なんであんなふうにイイ感じにキャンプの写真が撮れるの?」と聞かれることがあるのですが、今回はそのコツをお教えしちゃいます!
イイ感じの写真を撮るコツ。それはスタイリング?センス?食材?カメラ?それもありますが、でも本質はもっともっと簡単で、基本的なところにあるんです。逆に、このコツを抑えておかないと、どんなにいい道具、いい料理を作っても意味がなくなってしまいます。
そのコツとは、
①仲間の協力を得ること
②片付けること
③フォトジェニックではないアイテムを極力省くこと
の3つ。
ということでまず①「仲間の協力」から。
皆さん友達とキャンプに行こう!となったときのことを思い浮かべてください。今日はアウトドアパーティーだ!と盛り上がってキャンプ場に着き、おのおのやりたいことを始め、いつの間にか肉が焼かれ…そんな経験ありませんか?こういう中で、イイ感じの写真を撮るというのは正直無理です。写真を目的としないのであれば全然それでも良いですが、やっぱし日常ではないことを楽しみに来てるわけですから、みんな写真を撮ってインスタやFacebookにアップしたいですよね?
「フォトジェニックな」瞬間というのは、いつでもあるわけではありません。イイ感じの瞬間、キメの瞬間というのはだいたい決まっているもの。なので、そこをちゃんと区切って「今は写真を撮るとき」「今は遊ぶとき」というメリハリをつけるのが大事です。なので、各々でやりたいことを適当にやるのではなく、まずは「今日はインスタ映えするキャンプをやるぞ!」という、みんなの意思統一。それが一番大事です。そのために仕切るリーダーを決めるのも良いですね。
いい感じの瞬間の例としては
・みんなで乾杯のとき
・何かを焼いているとき
・盛り付けているとき
・テーブルに並んだとき
・誰かが食べてるところ
などなど。こういうキメの瞬間の時に、たとえばもう食べちゃう人とか、集まらずにどっかで飲んじゃってる人とか、そういう人をちゃんとつかまえて(笑)みんなで協力してその瞬間を作り出す、ということが大事なんです。
ブツだけ撮る場合は、静かに並べて撮れば良い(その間みんなおあずけ状態になります)ですが、人間が入ってくるとこれが格段に難しくなります。正直、実際の瞬間をただ切り取って、それがインスタ映えする写真になる確率はものすごく低いんです。なので、乾杯でも、実際の乾杯と、写真のための乾杯は別に撮ります。食べてるとこも、「今から撮るんで楽しそうに食べて〜!」とお願いして撮ります。いや、食べる前に一旦止めて!とまでお願いします。飾り付けや、調理をしている写真のときも一緒。「トングそこで止めて!」「もう一回フライパン振って!」とかね。
そうやって「作りこむ」ことをみんなで楽しみながらやる。そうすることで、満足度の高い写真を撮ることができるようになりますよ。
ま、それでも、大人数だと難しいので、とりあえずアウトドアパーティー会場の写真をキレイに押さえたい(チェアやテーブルを見せたい)僕の場合は「みんなごめん、一瞬だけ全員どいて!」という手も良く使います(^^)
(みんな一旦どいてもらった、の図)
そして②「片付ける」。これが非常に大事です。
キャンプでぜったいに出るもの。それはゴミ。ゴミが写真に写り込んでしまうことが、フォトジェニックにならない原因のほとんだと思って良いでしょう。食材が入っていた袋、お菓子の袋。ビニール系はぜんぶNGだと思ってください。外国製のかっこいい袋をスタイリングする場合もありますが、基本袋ものはNG。みんなキャンプだとどこか焦りがちで、こういったものが散らかってしまうので、これらは即ゴミ袋へ。中身はお皿に入れましょう。袋から直接食べません。
そして、そのゴミ袋も、そこらに置いておいてはいけません。YOKAのTALL CONTAINERを使うのは自分でも贅沢すぎだとは思いますが、ゴミ袋はぜったいに見せないようにしましょう。テーブルや椅子に吊るすのもNGです。
ビールの缶も置きっぱはだめです。後述しますがコップに注いで、缶は片付けちゃいます。
(この会場では、右のSTACKING SHELFにビールやおつまみ袋をまとめています。テーブルの上にビールの缶が残っていますが、まあ紙パッケージごとドサッと置いてあるよりはマシとしましょう^^;)
そしてようやく③「フォトジェニックではないアイテムを極力省く」です。
センス云々を言い出すときりがないですが、まず、紙皿を使わない。割り箸も使いません。タレで汚れた紙皿と割り箸を手に、バーベキューコンロの周りにつっ立って、焦げた肉を囲んでいる…そんな写真を、誰がいいねしますか!
高級なお皿を使えとはいいませんが、できるだけ固い、良いお皿を使いましょう。お箸を使うにしても、少なくとも割り箸でない単体になっている箸。できれば塗ってあるやつ。
ナイフとフォークを使うときはプラスチックはNG。金属のやつでいきましょう。それらを揃えるのは大層ですし、そもそもお皿をあまり必要としないピンチョススタイルにしてしまうというのも手です。
それから、先程も言いましたが、ビールを缶から直接飲むのはNG。コップに移して飲み、缶は見せないようにすぐ片付けます。コップでも、紙コップは絶対にNG。プラスチックのでもコンビニで売ってるようなやつではなくて、脚付きのやつにしましょう。
ワインやビールがビンなら、明らかに安物とわかるもの以外はテーブルに置いておいてもOK。高級そうなやつなら、撮る時にさり気なくラベルをこちらに向けましょう。
さらにできれば、キャンドルやオイルランタンを置いたり、花を置くのも良いですね。
レストランでやるようなパーティーを、外でやっちゃう。その贅沢さ。ポイントはそこです。
そこに「強烈な、前向きな違和感」があるからこそ、それをおさめた写真がパワーを放ってくるわけです。そのためには、レストランのスタッフが目を光らせているくらいの厳しさで、会場をみる必要があります。ゴミが出てるのに誰かが気にせず写真を撮ろうとしていたら「ちょっとまって!ゴミが!」とどけてあげるくらいの連携プレーも必要です。
といっても決して厳しくやろうと言っているわけではなくて、要はみんなでこういうことを楽しんでしまおう!ということなんですね。単に場所を変えてアウトドアでパーティーをやっているだけでなく、こういうことも含めて非日常を楽しめたら、これはこれで特別な体験になりますし、日常に戻って冷静に写真の選定をするときも、自分のワンランク上の写真に驚きますよ!
ぜひお試しを!