UPDATE 2024/06/06
こんにちは。YOKAの角田です。
従来から販売していたDOUBLE PANに加え、先日新商品としてPOTPANを発売しました。
ダブルパンの下側を鍋型にしたものなのですが、イベントなどでご購入時に非常に迷われる方が多いので、こちらの違いについてご説明させていただこうと思います。
まず、POTPANを作ろうと思ったきっかけは、実は野菜料理とスープに、私角田がハマったことなのです。
私は家でもずっとダブルパンを使っています。制作者の特権というべきか、何枚も持っていますので、複数使いして様々な料理を作り、ダブルパンごと食卓に並べたりしています。
本当に使いやすくて大好きなダブルパンなのですが、唯一の欠点は「汁物が作りにくい」こと。
そしてそのこととは別に、野菜料理を深めていく中で気付いたことがあります。それは「野菜の蒸し焼きは、鍋型の調理器具で作ったほうが美味しい」こと。
蒸し焼きは簡単に行ってしまえば「フタを閉めて焼く」調理方法です。フタを閉めて焼くだけのことになぜ名前がついているかというと、それはフタを閉めるのと閉めないのとで全然味が変わってくるから(と、僕は思っています)。
野菜は熱をかけられると、自身の中に閉じ込められた水分を放出します。この水分には野菜の香り、旨味も含まれているわけですが、それが鍋の底で熱せられて蒸発し、通常は空気中に散ってしまいます。ですが、蒸し焼きの場合はそれをフタが受け止め、水滴にして鍋に戻して野菜の外側に付着。余った分はまた蒸発し戻る、の繰り返し。そして野菜本体は水分が抜けることで、持っていた旨味が凝縮し旨味が濃くなります。つまり、野菜を内側からも外側からも美味しくするのが、蒸し焼きという調理法なのです!
そして、この「水滴にして戻す」ということが、鍋型のほうが得意だということに気づいたのです。
鍋に深さがあることで、水分が逃げるためのハードルが上がり、鍋に戻ってくる率が高まるのです。(逆に鍋は、水分を飛ばしたい調理には向きません)
そして、その蒸し焼きにした野菜をそのまま食べるのも美味しいのですが、そこに水を注ぎ、鍋にこびりついた野菜の旨味ごといただくスープのおいしいこと!
そんなわけで、その美味しい料理をYOKAの調理器具として実現するべく、POTPANを生み出したというわけなのです。
さて、このコラムのテーマである「DOUBLE PANとPOTPAN、どちらにすべきか」なのですが、答えは「用途による」ということになります。
野菜料理好きで、スープなど汁物料理が好き!という方は確実にPOTPANがおすすめです。逆に、汁物はあまり作らず、スモークや蒸し料理など、工夫していろいろな調理法を試したい!という方はダブルパンがおすすめ。
ぜひご参考にしていただけましたら幸いです。
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