YOKA<ヨカ> ゆったりと時間を味わうための、アウトドアプロダクト

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第6話:工場アタック、スタート

今まで、紙を中心にですが、結構いろいろなものを作ってきました。プレイデコをはじめ、モビールや、付箋や、アニメーションカード、コップ、木箱、PETを抜いた商品などなど。

それぞれの商品は1つの工場で仕上がるわけではなく、何個もの工場で、それぞれの技術で加工を施し、最終的にパッケージしたものです。例えばプレイデコだったら、印刷屋さんで紙に印刷し、紙加工屋さんでレーザーカットしてもらい、別途木工屋さんで木の板を抜き、サイズがあうビニール袋を仕入れ、説明書と共にそこに詰めてもらう作業を行って完成。

それぞれの工場をつなぎ合わせて1本の線に仕立て、商品として出力できるように組み立てるのも、これまた楽しい(そして苦しい)わけなんですが、今回またそれを一からやろうというわけです。

最初からうまくいかないのなんてもう慣れっこ。だいたい、まずは作りたいものを作れそうな工場をウェブで検索します。でも大きい会社は、窓口も問合せしやすかったり等しっかりしているんですが、しっかりしている分だいたい見積もりも高い。逆に小さな会社は、メールしてみても返事がないとか。電話してみたら個人の案件は受け付けてないとかとかとか。。

今回は「かっこいいアウトドアグッズ」という、言わば全方向的なものなので、いろいろな会社にアタックしました。

ぼんやりとスケッチするなかで、だいたいこんなものと思い描いていたのは

・椅子、テーブル
・アルミの収納ケース
・キャンバスバッグ
・エプロン
・ランチョンマット
・ラグ
・食器・カトラリー
・アウトドア界にない、雑貨的なアイテム

など。

椅子も含め(この頃は木だけで作ろうとは、まだ思っていませんでした)金属ものをやる、というのは初めてだったので、まずはそこから手探りし始めました。

燕市の商工会議所に電話をして工場を紹介してもらったり、いやいや実は大阪だということで、大阪の工場にアタックしてみたり。いろいろ話をしていると、「ウチでは無理だけど、出来る工場があるから紹介するよ」なんて、違う工場を紹介してくれることもあります。

でも、いつものことながら、考えたものが全て実現できるわけではありません。

そもそも見積もりが高すぎる、ということもありますし、「これは世の中にない!」と信じていたものが(しかも設計や見積もりを進めていたものが)、ある日普通にお店で売られていたりとか。しかも自分が思い描いた理想の形で!アルミの収納ケースなんて正にそうでしたね。。

食器に関しては木で作りたいと思っていたんですが、これもまた、いい感じの工場を見つけて、見積もりもなかなか良くて、これなら良い商品になるかも!と思っていたら、結構いい感じの木の食器が無印で3分の1の値段で売ってるとか。。

そんなわけで、作りたいもの、作れるもの、作るわけにいかないもの、作っても値段で勝負出来ないもの、とフィルターがかかっていき、だんだんと企画も絞られていくのでした。

 

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STORY

も く じ
  • 第18話:そして販売へ
  • 第17話:工場を見に行こう(3)
  • 第16話:工場を見に行こう(2)
  • 第15話:工場を見に行こう(1)
  • 第14話:針葉樹合板 vs OSB
  • 第13話:ベルト革命
  • 第12話:おもちゃから、道具へ
  • 第11話:YOKAの家具、その始まり
  • 第10話:パイントタンブラー
  • 第9話:ピンズを作ろう
  • 第8話:YOKAのオキテ
  • 第7話:最高の余暇
  • 第6話:工場アタック、スタート
  • 第5話:これは金脈か!?
  • 第4話:かわいいから「かっこいい」へ
  • 第3話:外と内の、見えない壁
  • 第2話:アウトドアブランドをやろう
  • 第1話:はじまりは、ポートランド
  • 第0話:YOKAのストーリー

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