皆さん知っていましたか。
秋田から隣の山形には直通の新幹線が無いということを。
そして、ローカル線で直通で行くと4時間かかるということを!
…ということで山形にやってまいりました。なぜ新幹線(仙台経由)を使わなかったかというと、値段は倍以上になるのに、時間は3時間かかるからです。
さて。山形県での目的地は、YOKAパネルシリーズの製造をお願いしている(有)佐藤工芸さん。天童市に向かいます。天童市は将棋のコマ作りで全国的に有名で、人間将棋が行われる土地です。そしてもちろん天童木工さんも有名ですね。
担当のTさんが駅まで迎えに来て下さって(お世話になりますっ!)、いざ佐藤工芸さんへ!
YOKAはNCルーターという機械で切り出しているんですが、今回はそれをメインに見せていただくことに。
NCルーターで使う刃達がずらり。カッコエエ!!
そしてこちらがNCルーター。
巨大です。もう何がどうなっているのやら。
丁度お願いしていたチェアを切り出し実演していただけることに。
回転する刃が、板を削っていきます。猛烈な回転音と排気音。それらの猛烈な力がこの1点のために働いていると思うと、なんだかジーンときちゃうのはぼくだけでしょうか。
そして僕はこれを見ていて思いました。こんなに正確に曲線が削り出せるこのコに、直線ばかり切らせてごめんと。。
じっくりと削り出し、形がみえてきました。
切り出し直後の板。
見てもおわかりのように、切り出して終わりではありません。木口はまだバサバサで、バリがあったりトゲトゲしていたりします。これを最後は職人さんの手で1個1個ヤスリがけし、なめらかな断面に仕上げていきます。そして塗装工程に入り、ようやく完成。いやほんと、頭が下がります…!!
YOKAは職人による1点もの、ではありません。どちらかと言えば量産品と言えるのですが、だからといってスイッチポンでハイ出来上がり、となるわけではありません。機械は使えど、やはり「人の手」で1つ1つ丁寧に仕上げられているんです。今回特にそれを肌で感じることができ、非常に貴重な体験をさせていただきました。
Tさん、佐藤工芸の皆さん、ありがとうございました!!
佐藤工芸さんのウェブページはこちら→https://satokogei.jimdo.com/