PANEL FURNITUREシリーズは、「針葉樹合板」という素材を使用しています。
南洋材を使ったラワン合板などと違い、木目が美しいのが特徴です。(しかも、国産です)
しかし、もともと構造用の素材であるため、見える部分に使うことを想定しておらず、
強度は高いのですが、見た目的に通常思い描く素材よりもかなりワイルドな、悪く言えば汚い部分が多々あります。
しかしこれを逆に、
「新品でありながらアンティーク感がある」
「工業製品でありながら一点もの感がある」
というような前向きな解釈でとらえ、今回のシリーズを制作しました。
皆様にはぜひこの点をご理解いただいた上で
ご使用いただければと思っております。
【フシ】
木の節が、沢山入る場合があります。また、フシが1層分抜けて穴になっている場合があります。
見た目はフシがあるほうが魅力的ですので、無理にパテ埋めはせず、そのままにしています。
(強度的な問題はございません)
【スタンプ】
品質表示スタンプが押されている場合があります。これは1枚の板のうちどこかに入っているものですので、
もしご自身の製品に入っていたら、ラッキーです。
【割れ、へこみ等】
構造用合板は、何層もの板がまとまって強度を出しています。
いわゆる普通の一枚板が割れていたら大変なことですが、合板の場合、割れている部分(層)があっても、
他の木と互い違いに接着されているので、強度は変わりません。
しかし、表に出ることを想定した素材ではないので、そういった部分がそのままになっている場合があります。
また、へこみや傷などもそのままになっています。
製造時になるべく滑らかにペーパーがけしたり、パテ埋めしたりもするのですが、
もともとがそういう素材ですので、これを「ワイルド感」として楽しんでいただければと思っております。