ということで、東北の工場見学ツアーの始まりです。
まずは秋田の合板工場、その後山形の製造工場を見学させていただくことになりました。
飛行機で秋田空港に到着。レンタカーで秋田プライウッドさんに伺います。電話口で親切に対応していただいたNさんに実際にお会い出来たのですが、想像したとおりの親切な方で、初っ端からジーンと来ています。
では合板ができる最初の最初から見ていきましょうということで、まずは間伐材の置いてあるところへ。
僕、勘違いしていたのですが、間伐材といっても立派な丸太ではあるんですよね。(もっと細い、枝みたいなものを想像していた)
いやもう、この規模だけで圧巻です。
このでっかい材を蒸して(蒸して!)、皮をむいて、加工しやすいように仕立てて行くのですが、この皮は、また蒸すための燃料として使われるとのこと。無駄がない!
(向こうに見える黒い建物が「蒸し器」。でかすぎ…!)
そしてお待ちかね。丸太を「板」にする工程。ここが一番の衝撃でした。
合板を作るという工程を、僕はてっきり、丸太を薄くスライスしてそれをどうにかこうにかして板にする(←ざっくりすぎ)んだと思っていたんですが、なんと、丸太を「かつらむき」するんです!つまり、えんぴつ削りのように、丸太を回しながらしゅるしゅるしゅる〜っと薄い板を作って行くんです。機械からどんどん出てくる薄い板!
そうすると、真ん中のほうにちょっとだけ、直径5センチくらいの芯が残ります。これをどうするかというと、木製の「杭」になります。また出たエコ!
こうして出来た板を乾かして、貼り合わせて、目的の厚みに仕上げていきます。
ところで、この工場が本当にデカイ!材料がそもそも大きいというのもあるんでしょうが、かつらむきのところから、工場の端はもう霞んでよく見えません。笑
いやもう、全てがパワフル。感動しかないです。
実はこの工場の様子はネットでも公開されていて、だれでも見ることは出来るんですが、やっぱこの匂い、湿気、音!これを感じずして、合板を語ることはできないでしょう!(←今回初めて知ったくせに)
いや秋田の旅、素晴らしかったです。
次回山形に移動です。